マッシュポテトとアボカドのおいしい組み合わせ

”森のバター”ことアボカド。私はわさび醤油で手巻き寿司風にする他、生春巻きやサンドイッチの具に加えたり食パンに乗せて焼いたりと、頻繁に食べている方だと思うが、味が特にバターっぽいと思ったことはなかった。

 

それが今日、たまたま晩御飯のおかずの一品として出したとき、肉料理に添えたマッシュポテトと一緒に食べてみたら。。。ほぼバターだった。大きいバターの塊を乗せて食べているような感覚(アボカドにはお醤油を付けてます)。でもくどくない。何これ?おいし~い!

 

マッシュポテトとアボカドの柔らかさがちょうど同じくらいだったのが肝だと思う。アボカドとじゃがいもの相性がいいのは知っていた。でもアボカドは潰さず、じゃがいもは潰してというのがポイントかと。食感や硬さの組み合わせがここまで味に影響するとは。。。

 

マッシュポテトは牛乳、塩、こしょうの他にバターも控えめに入れて作っている。でもお醤油を付けたアボカドと一緒に食べるなら、バターはいらないかも。マッシュポテトの3分の1から半分くらいの量のアボカドが適量かな。この食べ方、我が家では定番になりそうです。

真冬日だけど、寒さはそんなに感じない

真冬日は昨日からだったかな。昨日は札幌で最高気温がマイナス7℃だったっけ?でも家から外に出た瞬間も、特に寒いとは感じない。風がないせいかもしれないし、私は長時間外にいるわけでもないからね。でも手袋はしてた方がいい。

 

私はマフラーも基本的にはしないし、頭が暑くなるのが嫌いで帽子も持っていない(コートのフードはたまにかぶる)。だから「関東地方の気温が低かった」などのニュースで東京の人がマフラーをがっちり首に巻いて寒そうにしている姿を見ると「そんなに寒いか?」と思う。母は「風があるから東京の冬は寒いよ~。」と言う。同じ気温なら東京の方が体感気温が低いのだろう。

 

暖かい地方に住んでいる人が恐れるほど、こっちの冬は寒くないよ。札幌程度の気温なら、だけど。

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南向きの庭の木に温度計を下げている。今日の13時頃、部屋の窓越しに撮った。マイナス8℃くらい。

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雪がしんしんと降っている。

ロンドンの自然史博物館  恐竜の骨格標本が撤去される

ロンドンの自然史博物館と言えば、行ったことがなくても中央ホールに恐竜ディプロドクスの骨格標本のレプリカがあることを知っている人は多いだろう。私もその一人だ💦 自然史博物館の顔とも言えるこのレプリカが撤去されることになり、明日(4日)から解体が始まる。解体後は2018年から3年かけて、英国内の8カ所で巡回展示されるらしい。

 

オブザーバー(ガーディアン)の記事

 

1898年にアメリカ、ワイオミングで発掘されたディプロドクスの化石は、スコットランド生まれの実業家カーネギーピッツバーグにある自身の博物館用に入手した。そのスケッチを見たエドワード7世の要望に応え、カーネギーがレプリカを寄贈したのだそう。へぇ~。

 

別の記事によると、これはレプリカである上に、何体かのディプロドクスのパーツの寄せ集めらしい。それならロンドンの自然史博物館がこのレプリカにこだわらないのも、なんとなく理解できる。

 

代わりに展示されるシロナガスクジラの標本、見てみたいな。子供の頃見た図鑑に、シロナガスクジラと他の動物や建物を比べる絵があった。アフリカゾウでも比べものにならない程大きくて、すごいな~と思ったものだ。

 

大英博物館や、自然史博物館の隣のヴィクトリア&アルバートミュージアムには何度か行ってるが、なぜか自然史博物館には行こうと思わなかった。壮麗な建物だし、展示物も私ならこっちの方がずっと楽しめそうなのに。無意識のうちに”子供向け”という気持ちがあったのかもしれない。バカだね、私。まあ、恐竜の骨格標本はなくなっても自然史博物館はずっとあるんだから、今度ロンドンに行ったら絶対に見学してみよう!って、たぶん10年後ね(泣)。 

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ナレーションが気になって集中できなかった プラネットアースⅡ

NHKBBC共同制作のプラネットアースⅡ(第1集)を見た。映像は期待以上に美しかった。機材が進化したとはいえ、一体どうやって撮ったのかと感嘆せずにはいられない。でもせっかくの映像にイマイチ集中できなかったのだ。ナレーションのある点が気になって。

 

豊川悦司のナレーションだ。見ているうちに、”野生動物”、"生命"などの読み方が気になり始めた。「ヤセイ」は「ヤセー」、「セイメイ」は「セーメー」のように、「エイ」と表記される音は「エー」と読むのが日本語のルールのはず(もちろん、毛糸(毛+糸)や魚のエイなどの例外はある)。それを豊川悦司は「ヤセイ」「セイメイ」と読むのだ。他にも「南米」は「ナンベー」ではなく「ナンベイ」、「生と死」は「セイとシ」など。聞いていてイライラしてきた。

 

ナレーションのプロではないのだから、流暢さはもちろん、言葉の区切りなどに多少違和感があるのはしょうがない。アクセントに至っては、アナウンサーでも標準語である必要はないと私は思っている。変化していくのも言葉の宿命。でも、あの読み方はそういった不慣れ、不注意、癖などとは違う。

  

豊川悦司は普段からあんな読み方(しゃべり方)をしているのか。たぶんそうではないだろう。表記通り読むのが正しいと思って、特別に意識してやっていたとしか思えない。その不自然さが耳障りなのだ。一方で、「ドウブツ(動物)」などの「オウ」の表記の場合はちゃんと「ドーブツ」のように「オー」と読んでいる。「セイコウ(成功)」は「セイコー」と。NHKの方でも、ナレーション収録時にある程度のダメ出しはしてほしい。

 

途中からうんざりしてきて、「もう英語で聞こう」と音声を変えようとしたら、二か国語放送じゃなかった。。。共同制作だから、NHKでも別にナレーションを入れて作ったんだね。でもBBCがアナウンサーを使っていないのは、あのアッテンボローだからでしょ。NHKは俳優を起用して無理に独自性など出そうとしなくていいから!いつも変な小細工が余計なんだよ。

 

プラネット・アースⅡ、楽しみにしていただけに残念だ。普通のアナウンサーのナレーションで安心して見たかったなぁ。せめて二か国語で再放送してくれないものか。

 

ちなみに、歌では昔からあのような読み方があった。「大きな古時計(フルドケイ)」や森昌子の「先生(センセイ)」など。音楽の場合は音程に合わせた言葉の響きの関係もあるからかなと思う。でも普段の会話でそんな言い方はしないだろう。時計のSEIKO(セイコー)とセイコーマートぐらいでしか、私は聞いたことがない。ただ、最近はCMの社名でいくつか耳にして違和感を覚えることはある。流行りなのだろうか。

スパークリングワインは雪の中

札幌で23日から24日にかけて降った雪は12月としては50年ぶりの量だったらしい。重く湿った雪で、23日は雪かきが大変だった。先月の始めといい、今月の10日といい、今年はウン十年ぶりという雪が多い。ドカッと降っては融けて。。。の繰り返し。

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24日は天気が良く、新雪がまぶしい。

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クリスマスイブのスパークリングワイン。キンキンに冷えたのが好きだ。この時期は、飲む2時間ほど前に玄関の前の雪の中に突っ込んでおくのが、我が家のやり方。冷蔵庫が満杯になりがちな年末年始には便利なのです。

スフレチーズケーキ

NHKの「今日の料理」で栗原はるみがチーズケーキを作っているのを見ていたら、母がそのケーキをクリスマスに作ってほしいと言う。冷凍保存できるということなので今日作っておくことにした。

材料をそろえたところで気が変わって、スフレタイプのが食べたくなった。レシピは cookpad で人気のものにしてみた。 

 http://cookpad.com/recipe/908080

15cmの型で、分量はこの3分の2にした。

上のジャムは省いて。

出来たて

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冷まして

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おいし~い。やっぱりスフレタイプが好きだな。

半分は冷凍した。24日まで残っているだろうか。

ひとり旅が好きだ

世の中には二種類の人間がいる。ひとり旅が好きな人と、ひとり旅など考えられないという人だ。

 

数年前のこと。飛び入りで参加できる英会話の練習の場で、60歳前後の初対面の女性とペアになった。たまたまテーマが旅行だったので、帰ってきたばかりのイギリスへのひとり旅の話をしたところ「誰かと一緒だったらもっと楽しかったでしょうね」と言われた。「未だに世間の認識ってこんなものなのか」とがっかりした。ひとり旅が好きだとその女性に説明してもぽかーんとしたリアクションに徒労感を覚えもしたが、私の知り合いの中にもひとり旅好きはいない。学生ならともかくいい年をしてひとり旅を好む女なんてやっぱり変わり物なんだな、と思った。

 

だから去年、新聞の書評欄で紹介されていたソリスト」おとな女子ヨーロッパひとり旅 / 寺田和代著 を図書館で予約したとき、すでに何十人と予約待ちがいたのは意外だった。所蔵は3冊あるにもかかわらず、回って来るのに10か月近くかかった(読んだのは半年ほど前)。図書館で借りて済ませる人の割合を考えると、ひとり旅に興味がある女性って、けっこういるのかもしれない。

 

著者がひとり旅に目覚めたのは30代半ば。以後20年間に28回のひとり旅経験から、1回20万円の予算で1週間程度、ヨーロッパを旅するお勧めの方法やひとり旅の魅力が書かれている。旅慣れた人にとっては特に目新しい情報はないかもしれないが、一緒に旅仕度をしている気分になって楽しめる。

 

著者が疲れやすく、”体調は環境のささやかな変化をもろに受け、不測の事態への耐性が弱い”というところにも親近感を覚える。バリバリに元気でアクティブな人が書いた本じゃないところが安心できて良い。”おとな”という言葉が入る旅行案内にありがちな高級路線でもなく、若い頃は楽しかった貧乏旅行が体力的にきつくなってきた向きにはちょうど良い。1年に1度の旅の準備を半年前から始めるという著者は、”仕事が、家族が、介護が、半年後にどうなっているかわからないから計画なんて立てられないという人もいるけれど、万全なタイミングを待っていたら永遠に旅になど出られない。”と言う。そうなんだよねぇ。

 

しょっちゅう旅行できるなら、時には二人旅もいい(三人以上となると、私は家族以外無理)。でもたま~にしか旅に出られない今は、その貴重な機会はひとり旅に使いたい。二人だと、日常の空気を詰め込んだカプセルに二人で入ったまま旅行しているようで、ヒリヒリ感に欠けて物足りない。一人だと、ちょっとした新しい経験も冒険になる。たぶん同じような気持ちを著者は以下のように書いている。

 

”ひとりだから、目の前に次々と展開する風景、場面、出来事に、さしで没入できる。時おり心を横切るさびしさや不安や怖さといったネガティブな気分さえ、出会いの味わいを増すスパイスになってくれるおもしろさ~”以下略

 

表現力のある人は違うなぁ。これこそ私がうまく言葉で説明できなかった気持ちだ。まあ、私の場合は単に”ひとり好き”ってこともあるんだけど。 

 

ごくたまに、例えば雨上がりのひんやりした空気の中に落ち葉の匂いがまざっている街中を歩いているときに「あれっ?今の風、イギリスの匂いだった」とか思うことがある。ほんの2、3秒の不思議な瞬間。懐かしくて、ヨーロッパ、特にイギリスに行きたくなるんだよな~。

 

この本を読んでいると、無性にひとり旅に出たくなる。家庭の事情と経済的な事情で、簡単には旅に出られない身には毒ともいえる本だ。