サクランボのブランディー漬けを使って ブランディー・ケーキ
かつてユーハイムが大通公園沿いにあった頃、そこのレストランにシュヴァルツベルダーパフェ(と記憶していたけど、今調べたらシュヴァルツベルダーキルシュパフェという名称だった)というのがあった。キルシュに漬けたチェリーがたっぷり入っていて、子供の頃から洋酒の効いたお菓子に目のない私はこのパフェが大好きだった。
今では神戸の本店でしか食べられないらしいこのパフェ、もう一度食べたいものだと時々思い出す。そこで、ウチのサクランボで似たような物を作れないものかとブランディーに漬けてみたのが一昨年(2015年)の6月。
出来上がったのは、期待していた物とは似ても似つかぬカリカリ梅のような代物だった。
無理やりアイスクリームと一緒に食べてみたものの、やっぱり残念な味(というか食感)。まあサクランボの種類も違うし、ブランディーだし、しょうがないんだけどね。
それからずっと放置していたのを、刻んでケーキに入れてみようと思い立ち、ブランディー・ケーキを作ってみた。
刻んだところ。シャリシャリ。。。
材料はパウンドケーキの割合で。パウンドケーキは、卵、バター、砂糖、薄力粉が全部1パウンド(ポンド)だから覚えやすい。今回は卵2つ分の重さに大まかに合わせた。後で染み込ませるブランディーに含まれる砂糖の甘さを考え、砂糖は少なめに。
卵 ..... 2個
無塩バター、薄力粉 ..... それぞれ 110g
砂糖 ..... 70g
ベーキングパウダー ..... 小さじ2/3
サクランボ ..... 35g
洋酒漬けのレーズンとドライフルーツ ..... それぞれ 50g
サクランボを漬けたブランディー ..... 60ml
具材を絡める強力粉 ..... 少々
レーズンもドライフルーツも刻んで使った。両方ともブランディーではなくウィスキー漬け。家庭内消費だから(お酒なら)なんでもいいのだ。
今回はこちらを参考にさせていただきました。↓
焼き上がり。砂糖が少ないのがちょっと心配だったけど、大丈夫だったようだ。
ブランディーを刷毛でたっぷり染み込ませ、ぴったりとラップに包み数日間冷蔵庫で馴染ませる。
4日後
若干べたっとしているのは、具材が多いせいなのか、ブランディーを塗りすぎたからなのか。でも味はいい。家族にも好評だった。
このブランディー、まだまだあるので他のケーキも計画中。
「月曜から夜ふかし」の心理テストが当たっていた件
日テレの「月曜から夜ふかし」の心理テストをやってみたら、納得の結果だった。
あなたは5匹の動物(ロバ、ネコ、オオカミ、ウシ、タヌキ)と仲良く長い旅をしています。途中、様々なピンチがあり、そのたびに一匹ずつお別れをしなければなりません。お別れする順番は?
という心理テスト。
マツコは「インスピレーション、動物のイメージで決めるのね?」と確認していたけど、私は瞬時の判断でも、イメージ、好き嫌い、理屈が入り交じった。人が何かを決定するときって、そういうものだと思うし、そういうことも含めて考えられているテストだと思う。
このテストでわかるのは「本当に困った時に捨てるモノ」だそう。
それぞれが象徴するのは、ロバ(仕事)、ネコ(恋人)、オオカミ(プライド)、ウシ(お金)、タヌキ(友達)だって。
ロバ(労働力になる)、ネコ(愛玩用)、オオカミ(かっこいいだけ)、ウシ(牛乳を生産する)と考えると、そのまんまだ。タヌキは何なのかわからないけど。
最後の二つが恋人とプライドだったマツコは「最後は恋人すら捨てて、金のない孤独死ね」と。「プライド」と言っても「うぬぼれ」から「誇り」「自尊心」まで、いろいろな意味に取れる。そしてこれだけが5つの中で唯一内面的なもの。私も「オオカミ」を最後の仲間として残した。人間としての尊厳を保つための最低限の見栄も含め、私にとって「プライド」が大切なのは否定できない。
私の場合、この中で好きな動物は断然オオカミなので、これは理屈抜きで最後まで一緒にいたい。タヌキはどちらかというと嫌いだから最初にさよなら。ロバは荷物とか運んでもらえそうだし、ウシからは牛乳がもらえるという打算から、その前にネコにさよなら。ロバとウシでは、荷物より食べ物が重要ということでウシを残した。
オオカミ以外は「仲良く旅をしていた」とはとても思えない冷酷で打算的な判断だ(笑)。
タヌキ(知り合いレベルで十分。深い付き合いは避けたい方)→ネコ(恋人?いりませ~ん)→ロバ(お金があるなら仕事なんてしない)→ウシ(生き延びていくのにお金は必要)→オオカミ(飢え死にしても、誇りは失いたくない)。なので、結果には納得。
でも世の中にはネコ好きが多いことを考えると、「恋人が一番大事」となった人がたくさんいそうだ。
関係ないが、動物つながりで昔のことをちょっと思い出した。
20代の頃、妹と「もし、どんな動物とでも友達になれるとしたら、何がいい?」という話になった。
私「絶対、黒ヒョウ」
妹「いかにも、だよね」
何がだよっ!妹は確かウサギかなんかだったので「どんな動物でもいいって言ってるのに、ウサギって(ぷっ!)」とバカにしたら「いいじゃないよぉっ!」とむこうも怒ってた。
私は豹、熊、ライオンなどの猛獣が好きで、それ以外ならイルカとか象とか、乗って遊べそうな大型動物にしか興味がない。犬も大型犬しか可愛いと思えない(オオカミも好き)。子供の頃はアニメの「バビル二世」で主人公が黒ヒョウを”しもべ”にしているのに密かに憧れていたし、動物園でも黒ヒョウ、ライオン、トラの檻の前にべったりだ。
どこが「いかにも」なのかわからないが、妹にはどうせろくなことを言われないだろうから訊かなかった。この心理テストで最後が「プライド」だったと言ったら、「やっぱり」とか言われそうだよ。
雪は残っていても、確かに春だ
今日の札幌の積雪の深さは55~58cm程度。暖かかったので一日でかなり解けたようだ。この積雪量、頻繁に除雪される車道や日当たりのいい歩道に雪はもうないのでピンとこないが、庭や公園などでは。。。
昨日(3月17日)の川下公園
ベンチもまだ雪の中
日差しが強い。天気がいいと、暖房なしでも居間の室温が30℃まで上がった日が今月になってから2,3回あり、寒がりの両親もさすがに暑いと言っていた。車も昼間なら車庫に入れているより外に出しておいたときの方が車中が暖かくなっている。
一日、一日と季節が進んでいるのを実感する。
トリートメント in コンディショナーって何?
「サライ」3月号の金田一秀穂のエッセイにこんなようなことが書いてあった。
実態がそんなに差がないのに次々と名前が変わる。同じものを指すのだが、名前を変えて新しさを演出する。例えば、リンスインシャンプー。
以下引用 ”それでいいのなら、最初からひとつでよかったではないか。なんなのだと、半分腹を立てていたら、今度は、もっと大変な変化が起きていた。リンスが名前を変えて、トリートメントやらコンディショナーやらになっている。何度か聞いたが、その違いがいまだにわからない。近い将来、コンディショナーアンドトリートメントインシャンプー、とか言うのが出現するに違いない。”
「トリートメントとコンディショナーの違いは何度か聞いたけど覚えられないよ。大体、その二つを使い分けてる人なんているの?」と私も思ってた。そして昨日、コンディショナー(だと思っていた物)をボトルに詰め替えていたときのこと。ん?
トリートメント in コンディショナー? すでにこういうものが存在するんだ。。。
金田一先生の予言の上をいく、不思議なネーミング。現実はときにジョークを越える。
そういえば、こんなCDあったなあ
CDケースを整理していたら、「あ~、こんなのあったなあ」というのが出て来た。
- アーティスト: Giorgio Mainerio,Giovanni Priuli,Pietro Lappi,Thomas Morley,Tielman Susato,David Munrow,Early Music Consort of London,Morley Consort
- 出版社/メーカー: Testament UK
- 発売日: 1996/05/10
- メディア: CD
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Blackmore's Night の Shadow of The Moon に収録されている、The Clock Ticks On とRenaissance Faire の元になった Susato の曲が入っているので買ったCDだ。デイヴィッド・マンロウ率いるロンドン古楽コンソートの演奏。
これを買った後の2001年に出た Fires at Midnight に収録の Crowning of The King の原曲も入っていることに、今聴き返してみて気がついた。
1. La Mourisque ( Crowning of The King )
2. Branle quatre branles ( The Clock Ticks On )
7. Basse danse Bergeret sans roch & Reprise ( Renaissance Faire )
この内2曲は YouTube にあった。
Branle quatre branles もYouTube にあるが、違う音源のしか見つけられなかった。
この3曲はB.N.の曲の中で数少ない好きな曲。特にキャンディスの歌が入るまでのスザートの部分ね💦 リッチーはスザートの曲の中でもキャッチーなのを選んでいる。1.と7.は、ほぼ原曲どおりって感じだが、2.はThe Clock Ticks On のバージョンの方が私は好きだ。
スザート以外のも通して聴いてみたところ、変化に乏しくワンパターンという印象。私はクラシックに詳しくないが、スザートからバッハまでのおよそ200年で音楽が格段に豊かになったのは明らかだ。
これからの200年で多くの人を魅了する革新的な音楽は出てくるだろうか。音楽というものにまだ伸びしろは残っているのだろうか。ふと、そんなことを思ったりした。
夏の香りの紅茶
7日の夜になって雪が降り始めた。
私は雪景色が好きで、春を待ちわびる気持ちは特にないこともあって、北海道の3月は憂鬱な月だ。黒く汚れた雪山にビシャビシャの道路。なぜか真冬より寒く感じる風。緑もなく中途半端な季節だ。宝くじが当たったら、3月、4月は南半球のニュージーランドあたりで暮らすのだ。
それはさておき、おととい、NHKの「グレーテルのかまど」で春の花、スミレの花の砂糖漬け(クリスタリゼ)を紹介していた(見たのは途中まで)。フランスの産地での作り方は、まずスミレの花をアカシア(だったか?)の蜜でコーティングして、それから砂糖にまぶして乾燥させ、更にシロップに漬けるという手順だったような気がする(うろ覚え)。
自分でクリスタリゼを作るとき、卵白の代わりにシロップとか使えないものかと思っていたんだけど、アカシアの蜜ってどういう物なんだろう?ハチミツとは違うのかな?
卵白を使うと砂糖が薄く付かないんだよなあ(特にラベンダー)。今年は卵白なしのやり方を試してみるか。
7月に作ったラベンダーのクリスタリゼを紅茶に入れた。保管していた容器を開けると、閉じ込められていた強い香りが瞬時に広がる。紅茶はほんのり甘味のある夏の香りになった。
ちらし寿司に桃色の彩り
5月に作った桜の塩漬け。
写真ではわかりにくいけど、塩が綺麗なピンク色に染まっている。その分、桜の色が抜けたってことだね。
昨夜、ひな祭りの夕食に作ったちらし寿司に桃色の彩りとして加えた。
ゴテゴテ乗せすぎか💦
スパークリングワインにはハマナスの花のクリスタリゼを浮かべた。ワインが薔薇の香りになる。安いワインならこんな楽しみ方も。