窓辺で苗作り ⑤  外に植えつけたゴーヤが死にそう

カメラを修理に出している9日間の間に、庭の様子もずいぶん変わった。

ブルーベリーの花が咲き

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つつじが満開

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左下は行者にんにく。花がついている。

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この一カ月間、毎日のように食べた。昨日も若い葉を選んで食べてみたけど、さすがにもう堅かったなあ。

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こうして見ると、行者にんにくもなかなか可愛い。

 

もみじも若葉が綺麗。

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舞鶴

 

室内で種から育てていたゴーヤは5株を1週間前に外に植えつけたが、悪天候が続いたせいか元気がない。

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一番いいのでこれ。風除けを外したところ。

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これはもう枯れちゃいそう。これから数日も予報では雨続きなので、ちょっと心配。

 

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ミントと青シソは苗を買って植えた。ちゃんと根付いたようだ。 

父はトマト(大、小)の苗をたくさん買った。

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一方、室内の窓辺で種から育てているミニトマトとバジルは。。。

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増やしすぎ💦

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買ったトマトの苗のポットを再利用して植え替えたミニトマト。(小)はけっこう大きくなってきてるけど、(中)の方は全然ダメ。

バジルはもう少し大きくなったら庭に移す予定。

 

blackiex.hatenablog.com

 

「ロッキング・オンの時代」 / 橘川幸夫

大学生だった著者が浪人生の渋谷陽一と出会い、岩谷宏松村雄策と共にロッキング・オンを創刊してから10年の歩み。

 

72年の創刊号で配本できたのが800部程度だったミニコミ誌が瞬く間にメジャー化していく過程で明らかにされる、渋谷陽一の営業力と敏腕っぷり。著者がロッキング・オンを離れてから久し振りに渋谷に会ったときも「雑誌の広告料金を値上げするじゃないか。それで渋るクライアントに、なんとかお願いしますよ、と説得する時に至上の喜びを感じるな。ひっひっひっ」と言っていたそうだ。やっぱり普通じゃないな(笑)。

 

橘川が関わった創刊から10年の間に4人全員が集まっての編集会議というものはなかったという話に驚いたが、”それをやればロッキング・オンは崩壊するということがわかっていたからだろう”と言われれば、それもそうだと納得する、そんな雑誌だった。

と、今も続いているのに思わず過去形にしてしまった。

 

私は1976年から10年ほどロッキング・オンを定期購読していた。76年当時、すでにロックファンなら知らない人はいない有名雑誌でありながら、まだ混沌として熱気のほとばしるミニコミ誌の面影を残していた。それがみるみるうちに洗練され、泥臭さがなくなるのと同時に面白さも失せていった。それでも10年も購読したのは、最後の数年は惰性で買っていたから。

 

著者が81年にロッキング・オンを離れたのは、ロッキング・オンのスタッフだというだけで、無条件で尊敬するようになってしまった読者の意識の変化に失望したからだという。その頃はもう、ロックと反骨精神が結びつく時代ではなくなっていたのだ。

 

82年の6月号、岩谷宏「想い」-この非現実の沃野 という文章に共感し、抜粋して書き写したものが今も私の机の引き出しの中に残っている。

”好き、ということを基盤として、この現実のこの世において、なにか現実的な具体的なものごとへ展開していける、ということは絶対にない。”云々。

人の文章を書き写すなど、後にも先にもこのとき限り。別に岩谷宏のファンでも何でもなかったが、思いの外、真剣に読んでいたんだな、ロッキング・オン

 

ロッキング・オンの時代

ロッキング・オンの時代

 

窓辺で苗作り ④  バジル

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順調に大きくなっているゴーヤは4株。これからしばらく暖かい日が続くようなので、そろそろ庭に植えよう。

 

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5月9日に種を蒔いたバジル。卵ケースが定番になってしまった。これも今までは直播きしかしたことがなかった。間引きしなければ。

 

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ミニトマトは4月25日に追加で種を蒔いた方が良く芽が出た。なかなか大きくならない。大き目の容器に移さないとダメかな。

 

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庭の桜は散り始め

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花がついた苺の周りに桜の花びらが積もっている。

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芝桜は満開だ。

「わたしはこうして執事になった」 / ロジーナ・ハリソン

アスター子爵夫人付きメイドとして仕えた35年の日々を記した「おだまり、ローズ」の著者、ロジーナ・ハリソンが5人の男性使用人仲間の経験談聞き書きした、お屋敷奉公人の世界、第二弾。田舎の労働者階級の少年が雑用係などの下働きから(途中で転職した一人を除き)どうやって執事になったのか。裏話満載で、ドラマ「ダウントン・アビー」や映画「ゴスフォード・パーク」が好きな人にもお勧めだ。(イギリスでの出版は1976年)

 

お屋敷のスタッフは会社のようなひとつの組織。それがうまく回るか否かはキャプテンである執事にかかっている。雇い主が使用人に依存するようになるというのもわかる気がする。チャールズ・ディーンはニューヨークで顔見知りの花屋に「あなたがお仕えしている奥様方は、旦那様はしょっちゅう替えるけど、執事は絶対に替えないのね」と言われたそうだ。

 

アスター家に51年間仕え、クリブデンのリー卿と呼ばれた伝説の名執事エドウィン・リーをはじめとして、名家やイギリス大使館で仕事をした人達の話だけあって、どのエピソードも面白い。

例えば、戦時中チャーチル首相の週末の館が空爆にさらされる恐れがあるときは、ジョージ・ワシントンが仕えていたディッチリー・パークに司令部を移すのが日常になっていたそうだ。すべて極秘で、警護の兵士も窓に目張りをしたバスに乗せられて、どこに来たのかわからないようにしていたという。

苦労話の中で印象的だったのは、狐狩り用の赤い上着の洗濯の話だ(ジョージ・ワシントン談)。これはとびきり高価なのにもかかわらず、一度着ただけで泥はねだらけになったりする。普通に洗うと生地が黒ずんでしまうので赤い染料で色を戻すのだが、乾いたときにまだら模様になっていやしないかと気になって、夜中に起き出して様子を見に行ったりしたという。たかが洗濯でなんという苦労!

王室(特にエリザベス皇太后)ファンのピーター・ホワイトリーが、1953年にバッキンガム宮殿の子供部屋付き下男の募集に応募し面接を受けた話も面白かった。出された昼食が最低だったとか。ウィンザー城に招かれた主人のお供で1週間滞在したときも、使用人の部屋のレベルは低かったようだ。

 

ホワイトリーの時代にはすでに二度の大戦を経験し、大勢の使用人を抱える屋敷の運営は困難な時代になっている。ロジーナ曰く「カントリー・ハウスでの活気に満ちた生活も、その格式と洗練とともに失われました。一部の建物は美術館として残ってはいるものの、どれも霊廟のように生気が感じられない抜け殻ばかり」

現在、アスター家のお屋敷クリブデンはホテルになっている。たとえ霊廟でも(ホテルだから、そこまで抜け殻感はないだろう)見てみたいものだ。いつの日か泊まることができるとしたら、「おだまり、ローズ」とこの本をもう一度読み返してから行こう。 

わたしはこうして執事になった

わたしはこうして執事になった

 

  

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想

 

 

桜の花びら入りシフォンケーキ

ここ数日の強風にも負けず、庭の八重桜が満開だ。

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姫りんごも南側は開花してきた。

 

桜の季節ということで、去年の桜の花の塩漬けを入れたシフォンケーキをつくった。

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シフォンケーキはプレーンしか作ったことがなく、どんな風に花を入れようかと画像で検索してみたけど、表面に飾りとして付けたタイプがほとんどなんだよね。私はどうしても中に入れたかった。

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出来上がったとき上になる(作る時は底)部分に置く丸ごとの花と、中に散りばめる花びらに分けた。

 

作り方は栗原はるみのスパイスシフォンケーキを参考に、スパイス抜きの半量で、水は牛乳に替えた。スパイスのもおいしそう。今度作ってみよう。

スパイスシフォンケーキ|レシピ|ゆとりの空間オフィシャルサイト

 

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中はどうでしょう。

下に敷いた丸ごとの花は焦げてしまった。型が紙のせいかも。

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でも散りばめた花びらはきれい。色が保てるのか心配だったけど、うまくいったみたい。焦げちゃった花、もったいなかったな。

 

味はプレーンと同じ。花びらは微かに香りと塩気を感じる程度。見た目重視のつもりで作ったケーキです。花びらを散らしたホイップクリームを添えたら豪華になりそう。

 

作る過程では、生地を型に一気に入れれば楽なんだけど、途中で花びらを何度かに分けて入れなければならないのが手間だった。

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今年の花でも塩漬け作り開始。

桜漬け(桜の花の塩漬け、桜の花漬け) | 伯方の塩® | 伯方塩業株式会社

酢の匂いが苦手なので、去年はこれを参考に酢の代わりにレモンを使った。結果、全く問題なかったので今年もレモン汁で。

 

花びらのシフォンケーキ、色は綺麗に出ることがわかった。次はハマナスでもやってみようかな。

 

 


30年前に買ったまま使えなかったピアスにイヤーカフを通した

金属アレルギーになったきっかけは、30年前にピアスホールを空けたこと。今でこそ最初に穴を空けるときピアスの材質などに気を付けるのは常識だけど、当時はそんなことも知らず。。。

 

イギリス滞在中、プールに行った帰りに何気なく覗いたアクセサリーのお店でピアスを見ながら「これいいな~。でもピアスの穴空けてないからつけられないんだ。」と言うと、一緒にいたイギリス人が「今、空けちゃいなよ!」。もう一人も「そうそう。簡単だよ。」

ずっと迷っていたところで背中を押されて、そのお店でバチン!と空けてもらった。今思えば、プールの帰りというのも悪かったのかもしれないが、もともとアレルギー体質でもある。傷が化膿していつまでもぐちゃぐちゃで、結局穴はふさがってしまった。

 

その後、重度の金属アレルギーと診断されてからは不便なことだらけだ。アクセサリーやベルトのバックル、ジーンズの鋲はもちろん、時計や眼鏡のテンプルなど、肌に触れたところが炎症を起こして初めて金属の部分に気付くこともしばしば。腕を骨折して一時的にチタンのスネイクというのを入れていたときも、しばらくして手にブツブツができてきたので不安だった。歯の被せ物も徐々に金属以外の物に変えている(高価なので本当に少しずつ)。

 

サージカルステンレス以外のアクセサリーは金属アレルギー防止剤でコーティングするが、暑いときは溶けてべたつくことがあるので短時間だけ身につけるようにしている。

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ところで、最近気に入って使っているアクセサリーにイヤーカフがある。普通のイヤリングのように耳が痛くなることもないし、デザインもシンプルでTPOを選ばない。

 

愛用のイヤーカフがもうちょっと細かったら、ピアスホールを空けたときに買ったまま使えずにいるフックピアスに通せるのにと思い、イヤーカフを買ったお店に行って、この丸カンに通せるサイズのはないかきいてみた。

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フックは外してもらった。

 

すると、角を削れば入るのがあると言われ、その場で削ってもらった。

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入った~!(イヤーカフはコーティング後の写真)

あのピアスがとうとう使えるようになったよ!! 他のピアスにも通して使えそう。イヤーカフは一つ1000円。

 

このイヤーカフの難点は、小さいのでコーティングするのが難しいこと。ビニールの上に置いて片面塗って乾かして反対の面、とやっていたのだけど、どうしてもバリができてしまう。宙に浮かせたまま塗る方法はないものか、と考えていて、宝石を研磨する職人みたいにすればいいんだと思いついた(気付くの遅いか?)。

こういうの持ってたし。

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ちなみに20年前にイギリスで買ったもの。30年前の使えないピアスといい、実に物持ちがいいというかなんというか。。。💦

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板状のガムみたいな物で、ちぎって使う。鋲を打てない所にポスターなどを貼ったり、紙以外の物もくっつけられるので便利。

これを爪楊枝に付けてイヤーカフを留める。

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宝石研磨の道具とはだいぶ違うけどね。

 

内側をコーティングしたらスポンジに刺して乾くのを待ち、後で外側を塗ると、今までになく綺麗に塗れた。本当は肌に触れる内側だけ塗ればいいんだけど、それだと外側だけ錆びてくるので両面塗っておく。

コーティングはずっと使っていると所々剥げてくるので、そうなったらスピーディップで一気に洗う。これまではコーティングし直すのが面倒で、かなりボロボロになってもそのまま使ってたけど、この爪楊枝方式なら簡単にできる。

いや~、いいこと思いついたな~!とひとり悦に入り、昔買ったピアスが使えるようになったのも嬉しくて、誰かに言いたくなったのでした。

戸田記念墓地公園の桜と Royce'本社の春の花

石狩市にある桜の名所として有名な戸田記念墓地公園。いつか行きたいと思いつつ、ちょっと遠いので二の足を踏んでいたが、母も行ってみたいというので出かけることにした。

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ここは創価学会の墓地で、桜は8千本。敷地面積は158万㎡(48万坪、東京ドーム34個分)だそう。広い!

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小雨が降ったり止んだりで風も強い。何カ所か駐車場があるので、車で走りながら綺麗な所で近くの駐車場に停めては進み。

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寒くて手がかじかむ。ちょっと降りてはすぐに車に乗り込み次の地点へ移動。風が強いわりに花びらは全然散ってなかった。今日は8分咲き、ってところだったのかな。

 

身体が冷えたので、通り道の Royce' あいの里公園店でパンと無料サービスのコーヒーでひと休みしようと駐車場に入ったら。。。向かいのローズガーデンでチューリップがたくさん咲いているではありませんか!

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水仙も満開。

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見たことない種類のがたくさん。

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色とりどりのヒヤシンスが綺麗。いい香り~。

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見物客は誰一人いなくて、貸し切り状態。寒いからなのか、知られていないのか。もったいないなあ。

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ちょっとスカスカでも、いろんな種類の花が混ざっているとすごく可愛い。

ロイズのバラ園、春バージョンも素敵だった。バラ以外の花もこんなに綺麗にたくさん植えているとは。またしばらくしたら来てみよ~っと。