自家採種したトマトの成長記録 ④  実がついた

5月の末に早くも花がついているのを見つけた。慌てて外に出す準備をして、5月28日に植え替えた。実がつくのは早かったが、成長はゆっくり。長雨と日照不足で気を揉んだ。

アイコ

 

大玉トマト

 

父はトマトの苗も数種類買って植えた。種から育てた方はひょろひょろで、茎の太さは5ミリ程度、丈は70センチくらいあった。一方、苗で買ったのは茎ががっちり太く、丈は20センチ程。それがこの一か月半で、どちらも同じくらいの高さと太さになり、差がなくなった。苗の方が成長が早い。買ったときはほとんど花がついていなかったのに、今では実もかなり大きくなっている。今のところ、自家採種組はすべての株に実がついているわけではない。

 

苗で買ったアイコ

 

外に植え切れずに部屋に残したままのアイコにも少しだけ実がついている。大玉の方はついていない。

この小さいポットのまま、ほぼ放置状態で葉っぱも枯れている。

隣のミントは庭のを掘り起こしたもの。花が咲いている。

 

バラの季節に何度でも訪れたい! ロイズのバラ園

7月6日。久し振りの青空に、またロイズのバラ園を見に行きたくなった。一週間振り。天気がいいから混んでるかなと思ったが、隣接するあいの里公園店の駐車場がほぼ満車にもかかわらず、園内はそれほどでもなかった。

 

ローズガーデンに入る前のエリアのバラも、前回より咲いている。

何度来ても見飽きない。

 

6月29日の段階ではまだほとんど咲いていなかったピンクのバラのアーチ。

できるだけ前とは違うアングルの写真を選んでいるつもりなんだけど、どうでしょう?

↑ ひと続きのように見えて、柵の奥は道路。更に奥はあいの里公園の緑。

 

社屋北側は一週間前ちょっと寂しい感じだったので再びチェックしに行く。

こっちのエリアはずっと一直線に植えられている。ちょうど見頃。でも蕾も残っているので、この先しばらくは大丈夫でしょう。

ハマナスっぽい一重のもいいよね。

 

ソフトクリームの販売時間に間に合った。ローズソフトはバラのリキュールが効いていて美味しいよ!お勧めです。

この日は、ソフトクリームを買った人にタオルのプレゼントということで、二種類の中から好きな方をありがたくいただいた。普段は粗品的な物はもらいたくないんだけど、大好きなこのバラ園の物なら別。こういう類のもらい物で嬉しいのって初めてかも。

ROYCE' ROSE GARDEN という文字とバラの花の刺繍入り。シンプルで可愛い。もう一種類はバラの模様が大きくプリントされた物だった。

 

ソフトクリームワゴンの隣にキャンピングカー(?)があったので中で食べることにした。

い~いねえ。

 

ソフトクリーム売り場があるボーダーガーデン側の様子。

 

この日のお目当ては、バラのトンネル。一週間前は全部固い蕾だったのが、満開になっていた。

 

ボーダーガーデン側からローズガーデンへ続く小路。

白樺の木に鳥の巣箱が。写真を見るまで気が付かなかった。

 

一週間前に来たばかりなのに、また1時間も滞在してしまった。今シーズン中に、あと一回は来たい。

富良野、風のガーデンを見に行った

最後に晴れたのはいつだったっけ?ってくらい、ずーっと雨か曇り。札幌の6月の降水量は平年の3倍だったらしい。

 

そんな中、2日に富良野風のガーデンに行って来た。富良野に着くころにまたパラパラと降り始めた。新富良野プリンスホテルの駐車場に車を停めて入場券を買うと、送迎車が待っていた。送迎車は頻繁に行き来していて、待ち時間はほとんどない。緑が美しい林の中をガーデンまで2,3分の乗車。

まず見晴台からメインガーデンを眺めてみる。

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すると、下でソフトクリームを売っているのを発見。当然、ソフトクリームへまっしぐらの友人と私。

かかっているのはハスカップソースです。

 

デザインは旭川の上野ファームの上野砂由紀さん。私はドラマ「風のガーデン」を見ていないので、この庭がどういうコンセプトで作られているのかわからないが、ゴージャスな上野ファームと比べると素朴な印象。ドラマを見た人はまた違った見方ができるのかもしれない。

すごく綺麗なんだけど、バラなどの華やかな花がないので私にはちょっと物足りなく感じた。

 

今回、いつもの上野ファームではなく風のガーデンを見に来ることにしたのは、バラの庭が数年前にできたと新聞で読んだから。

いちいち香りを嗅いで回る私達。

少し上の小路から見た薔薇の庭全景↓

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この後、ホテルの敷地内にあるニングルテラスも見てみた。

ニングル(森の妖精)にぴったりの雰囲気。森の中の木道に沿って小屋(お店)が並ぶ。思ったより小屋の数が多い(道が長い)。

 

昼食は友人が調べてくれた「くまげら」という有名店へ。人気の和牛ローストビーフ丼を注文。1980円。

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美味しいに決まってる!しかしこれはローストビーフと呼べるのか?まあいい。この後、フラノマルシェで食べたプリンも美味しかった(なんかまた食べ物の話にばかり力が入っているような。。。)!

帰りは土砂降り。翌日は旭川方面で石狩川が氾濫し大きな被害が出ている。

 

お昼にソフトクリーム、牛トロ丼(勝手に名前を変える💦)、プリンを食べた翌日は血液検査の日(持病のため半年に一度検査している)だった。このくらい食べたって検査結果に影響するほどの量(というか、質?)じゃないだろうと思っていたら、なんと中性脂肪の値が304mg/dl !前回は68で、正常値は50-149。医師には「常にこの値ならダメですよ。でもいつもは低いので全く問題ないです」と言われた。食事内容ですぐ変わるのだそう。それにしても前回の4倍以上って!びっくりしたわ~。ちなみに、血糖値やコレステロール値には変化なく、ほっとしたのだった。

6月29日のロイズローズガーデンの様子

今年初のロイズローズガーデン。もう一年も経つのか。私の体内時計では4カ月くらいの感覚なんだけどな。 

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入るとまずこういうエリアがあって、右の低い囲いの中がローズガーデン。

ここのグリーンも鮮やか。

やっぱりここは天国だわ。

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全体としては八分咲きってところかな。この時期が一番綺麗だと思う。

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たまに雨がぱらつく天気のせいか、人がいなくてラッキー!警備員さんの話では、2,3日前は通路も歩けないくらいの人出だったそうだ。警備員さんを見かけたのは初めてだ。今年から?

芍薬は満開。

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入って右手のエリアにあるバラのトンネルはまだ蕾だった。一週間後にもう一度来てみようっと。

今年はサクランボが不作

ぐずついた天気が続いている。肌寒い日が多く、寒がりの両親は昨日と一昨日の朝晩ストーブをつけていた。

 

庭のラベンダーが咲いたので、部屋に置く分を切った。後で写真の日付を見ると、狙ったわけでもないのに去年も一昨年も同じ日に同じ事をしている。花の咲く時期がここまでぴったりとは!

 

サクランボはたくさん花が咲いたのに実の付きが悪い。写真↓は良い部分です。

6月22日。一度目の収穫は800g。いつもの半分にも満たない。

 

2回目の収穫時(6月24日)に傷物でジャムとクランブルを作った。

クランブル用に種を取る(めんどくさいわ~、この作業)。

サクランボで作るのは初めてだ。焼く前です↓

ちょっと甘味が足りないので、アイスクリームを乗せた。

今日また実を少しだけ採って、今年はほぼ終わり。あんなにしつこく受粉作業をした南陽もほとんど実がついてなくてがっかり。

個人的には涼しい方が好きだけど、農作物のためにはもっと気温が上がらないとね。

西洋梅花空木(写真は6月25日)

地獄で仏に出会った奇跡 ~ 番外編 (さらなる災難)

この旅ではもうひとつの災難に見舞われた。今度は仏にも天使にも会わなかったので、一応番外編としておく。

 

待ちに待ったパスポートが発行された。このパスポートはチェコで発行されているのに発行年月日は日本で作った元のパスポートと同じになっていた。そのことについて、受け取る際に大使館で「そういうものですから」という説明(?)があった。素人から見れば奇妙だけど、入国管理では常識なんだろう。。。と思うよね?ところがそうではなかったようで、これが原因で酷い目にあったのだった。

 

ドイツで友達の家に一泊させてもらって、帰りの列車内でのことだ。チェコとの国境が近くなりパスポートコントロールが回って来た。すると私のパスポートを見た係員が「このパスポートは何だ?」と言う。盗難に遭ってチェコで再発行したものだと説明したが「こんなパスポートでは駄目だ。次の駅で降りろ!」この態度がもろに共産主義国(もう違うんだけど)って感じの横暴さで怖かった。

 

「いやだ!」といくらごねても当然無駄なわけで、警官みたいな人達が4、5人現れて両腕を掴まれ、国境近くの小さい田舎の駅で無理やり降ろされてしまった。翌日早朝の飛行機で帰ることになっていて、こんなところで足止め食らってる場合じゃないのに~!駅の中だったか近くの警察署だったか、もう覚えていないが、とにかく取り調べを受けた。やっぱりネックになっているのは発行年月日。

 

チェコで再発行されたのに、この発行年月日はおかしいだろう」

「大使館で、そういうものだと言われました」

「なぜだ?」

「知りません。そう言われただけなので。」

「それはおかしいだろう?」

「でもそういうものだそうです。」

「なぜだ?」

このループ。。。もうブチギレた! 

「それならプラハ日本大使館に電話で問い合わせてください!」

しばらくすると突然釈放(?)された。ふざけんなよ、まったく!盗難のときと違い、私の側に落ち度はなかったから、なおさら頭に来た。改めて電車に乗ったが、もう各駅停車しか残っておらず、プラハに着いたときには予定より数時間遅れていた。

 

大きい荷物はアネッテの所に置かせてもらっていて、荷物を受け取りに寄ってから空港に前乗りすることにしていた。予定の時間よりかなり遅れてしまったので、大急ぎでアネッテのアパートへ。でも何度玄関のベルを鳴らしても応答がない。ぐったりして階段の踊り場に座り込んだ。1時間くらい待っただろうか。突然、ドアが勢いよく開いた。「ごめん!ヘッドフォンしたまま眠ってた!」そんなことだろうと思ったよ。。。はぁ~、よかったあ。。。最後の最後まで気が抜けない旅なのだった。

 

盗難の被害に遭ったのも、国境でトラブったのもチェコの国民のせいではないのはわかっている。でも飛行機が離陸したときは「二度と来るか!こんな国!」と思ったし、その後もずっとそう思っていた。それがテレビの街歩き番組などで何度も目にするうち、やっと数年前から「あ~、もう一度行ってみたいな」と気持ちが変化してきた。私にとっては、嫌な気持ちを忘れるのに十年以上かかる出来事だったのだ。

 

外国、特に言葉が通じない国でトラブルに見舞われたときの心細さと言ったら。。。そんなときに、見ず知らずの人達や出会って間もない人が手を差し伸べてくれ、人の善意が身に染みた。「YOUは何しに日本へ?」で密着した、お金を無くしたメキシコ人には昔の自分を重ねずにいられなかった。自宅に泊めてあげた日本人青年に幸あれ。

地獄で仏に出会った奇跡 ~ 後編(アネッテのこと)

ファックスを送り終えると、さっきの女性が待っていて改めてお礼を言われた。「観光で来ているの?」と尋ねられ「そうなんだけど、実は。。。」 すると彼女は大きく目を見開いて言った。「I want to help you!」

 

へっ!?  いや、気持ちは嬉しいけど、あなただって観光客でしょ?助けると言っても、どうやって?と思ったのが正直なところだった。が、彼女は数カ月滞在する予定でアパートの部屋を借りていたのだ。泊めてくれると言うのでお言葉に甘えることにした。降ってわいたような幸運。涙が出るほど嬉しかった。

 

そんなわけで、ユースホステルに2泊した後はこのデンマーク人、アネッテの部屋に転がり込んだ。天井が高く広々としたワンルームだった。パスポートが再発行されるまでの数日間、彼女の寝袋を借り、ソファーの上で寝るという居候生活。アネッテのおかげでちゃんとした屋根の下で眠ることができ宿泊費も浮いたが、万が一の事態に備えてお金はできるだけ残しておきたかった。プラハの中心部までは路面電車に乗らなければならないので、交通費節約のため外出はアパートの近くをブラブラ散歩したり公園に行ったりする程度に抑えていた。

 

アネッテが仕事をしていたのか学生だったのか、聞かなかったような気がする。物静かでちょっと浮世離れしていて、とんがったところのある人だった。休暇でプラハに来ているのに部屋で読書三昧。劇作家サミュエル・ベケットに心酔し、音楽はルー・リードを好んで聴いていた。食事は毎食ビーツが入ったボルシチのようなスープとパンとチーズのみ。スープは大きい鍋で大量に作ったのを温め直して食べていた。質素で量も少なく、大食いの私には考えられない食事内容だが、幸か不幸かこの時はまだ盗難のショックを引きずっていて食欲がなく、特に物足りなさは感じなかった。

 

アネッテとは近所のスーパーに行く以外ほとんど一緒に外出することはなかったが、一度だけ夜にバーみたいな所に連れて行ってくれたのを覚えている。ボヘミアンな人達がたむろするこのお店に何人か顔見知りがいるようだった。アネッテはこういう根無し草的な雰囲気が好きでプラハを選んだのかもしれない。

 

部屋では彼女の本の中から英語のを借りて読んだ。「あ、これ有名なやつだ。読んでみよう。」とミーハーな私が手に取ったベケットの「ゴドーを待ちながら」。こんな所で不条理劇を読んで時間を潰しているのが不思議な感じだった。この街の地下鉄で起こったことは人生最悪のアクシデントで、しばらくは思い出したくもなかったが、イギリスに戻ってから本屋で「ゴドーを待ちながら」が目に入ったときは、懐かしさに思わず買ってしまった。

 

 タバコをくゆらせ本を読むアネッテ

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ゴドーを待ちながら (白水Uブックス)

Waiting for Godot: A Tragicomedy in Two Acts

 

番外編に続く