夢について、あれこれ

家族を含め知っている人が夢に出てきたら、目が覚めた直後ぐらいは「誰々の夢を見た」と意識する。逆にそうでない時は、夢に出てきた人は知らない人ばかり。私が見る夢のほとんどは、知らない人しか出てこない。最近気づいたことだ。

 

夢診断などを読むと、「~する夢」というのばかりだが、私の場合、夢の中に自分が存在しないこともある。ある事が起きている。それだけ。自分とは無関係の、ある場面を思い浮かべている状態に近い。そこでは「~する夢」の「する」主体はいない。自分は存在しても、今のこの自分ではないこともある。この間見た夢で、私は小さな男の子だった。

他人の夢の内容に興味はない。でも、自分が登場しない夢をみんなが見てるのかはちょっと気になる。一度、友達に訊いてみたことがあるが、そんな夢は見たことがないらしい。覚えて(意識して)いないだけかもしれないが。

 

繰り返し見る夢は誰でもあるだろう。試験の夢とか、落下する夢。私は40歳過ぎまで、高校の数学のテストの夢をたまに見た。

他には。。。道路脇の雪山の上を子供の私が歩いている。雪山の内部は空洞になっていて、底には川が流れている。歩いているうちにズボッと雪を踏み抜いて、冷たい川に落ちる寸前で目が覚める。この夢は昔時々見ていたので、前世の記憶かと思うほどだった。

 

知らない場所なのに、よく夢に出てくる景観もある。切り立った崖と海岸に挟まれた斜面。その斜面には家が建っていることもあれば、畑だったりスキー場だったり。

 

十数年前のこと。数カ月にわたって、ほぼ毎晩悪夢ばかり見た時期がある。眠るのが怖かった。その頃、病気(自己免疫疾患)があることがわかり、薬を飲むようになった。すると悪夢はめったに見なくなった。