一人で参加、5泊6日の船旅 ~ ③ 1日目後半 夕食など 

9月8日 夜

 

シャワーを浴びて、夕食用に着替えた。

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こういうのって普通なの?ドライヤーがクローゼットの引き出しの中に固定されていて、洗面所で使うには通路を越えてぐい~んと引っ張らなければならない。ちょっと手を放すにも洗面所を出て引き出しに置きに戻る。クローゼットの鏡を見ながら使うようにできているんだろうけど、そこだと暗くてよく見えない。不便。

 

部屋に届けられる船内新聞によると、6時から劇場で「船長主催乗船歓迎 カクテルパーティー」があるというので、行ってみた。スパークリングワインを飲みながら、混んでいたので立ち見。 船長に紹介された白い制服姿のオフィサー達が客席の間の通路を通って帰っていくと、周りの女性達から「かっこい~い!」という声が。”制服効果”抜群のようです。どの港からも乗船客はいるので、毎晩このパーティーをしてるのかと思ったら、福岡だけだった。

 

この後、この劇場では「マイケル・ジャクソン・ショー」があったけど、コスタカードの登録や、翌日のツアーの申し込みを先にしておきたかったので、この日は諦めた(その後も毎日忙しく、結局最後の2日、少し観ただけ)。

 

コスタカードにクレジットカードを登録するのを登録機でやっていたら、最後のサインの途中で「完了」となってしまった。本当に完了したのか不安なので、確かめようとカスタマーサービス(Information)に行くと長蛇の列。ここはいつ行っても行列していた。しかも目の前のアトリウムでダンスとかやってるとうるさくて、大声を張り上げないとやり取りできない。

 

そんなこんなでせわしなく動いているうちに夕食の時間。ドレスコードはカジュアル。フォーマルはいつなのか気になるが、前日の夜に新聞が届けられるまでわからない。部屋に用意されたカードに従い8時に指定のレストラン、ファンタジア に行ったつもりが、そこは同じ階の別のレストラン、シンフォニアだった。そばにいた日本人の女性二人もファンタジアに行きたかったようで、みんなできょろきょろしていたら、日本人のスタッフが先導してファンタジアまで連れて行ってくれた。同じ5階でも直接は行けず、階段を1階上がって6階の通路を通り、1階降りて到着。どちらのレストランも入口から人が溢れているので、30分ほど後に出直した。

 

レストランの入り口で一人だと言うと、給仕長(なのかな?以下Aさんとする)が「他のお客様と同席にしましょうか?」と気を利かせてくれた。他の人はもうかなり食事が進んでいるだろうから「一人でいいです」と答えると、指定のテーブル番号を変えて「では明日からは窓側の席に案内してさしあげて」とウェイターに指示してくれた。Aさんは忙しいのにいつも朗らかで感じが良かったな~。

 

メニューから、前菜(タコのマリネ)、スープ(マッシュルームのポタージュ)、ミックスサラダ、メイン(サーモンのパスタ)、デザート(フルーツの盛り合わせ)を注文すると、ウェイターに「それだけでいいんですか?ステーキなどは?」と言われた。そういえば、イタリア料理なのにメインにパスタってことはないか、と「じゃあ、ステーキも」と追加。すると「他には?この野菜のお団子(だったか?)は?」とすごく勧めてくる。一皿の量が少ないのかと思って、お腹がすいていたこともあり、それも注文した。

前菜、スープ、サラダはまあ普通。が、次に来たパスタがしょっぱーーい!がんばっても4分の1くらいしか食べられなかった。そして次はステーキ。硬ーーい!焼きすぎでもあるけど(焼き加減は訊かれなかった)どんな焼き方でも硬いだろうと思う。こんなに硬いお肉、初めて食べたわ。これも4分の1くらいでギブアップ。次のベジタリアン用っぽいパンみたいなお団子風の物は、無理やり食べた。3つも注文しておいて全部残すのは申し訳ない気がして。私のせいじゃないんだけどね。でも少しだけこのレストランを擁護すると、5晩のうち、この日が最悪だった(擁護になってないか・笑)。最後の2晩はかなりましだった。この差は何なんだろう?そして、なぜあんなに勧められたんだろう?余ってた(笑)?

 

料理の質は残念だったけど、ウェイターはみんなフレンドリー。しょっちゅう話しかけてくれた。たぶん私がひとりだったので気にかけてくれたんだと思う。でもそうやって気を遣われるのがかえって辛くて「あと4晩もこうなのかぁ。。。」と気が滅入った。

 

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レストランを出るとアトリウムでクレイジー・ハットという椅子取りゲームの帽子バージョンみたいなゲームをやっていた。 

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帽子ゲームを見物中のみなさん。

 

この日は緊張もあって、もうぐったり。でも出発前から、船に乗ったら絶対やりたいと決めていたことがひとつ。夜、11階のデッキに出てみること。天気がよければ満天の星が見られるかもと期待していたのだ。この夜は曇っていたのか星は見えなかった。「まだ4回チャンスはあるさ」とこの時は思った。しかし、そんな余裕があったのは、翌日の入港が遅い(13時)この夜だけだった。。。

 

部屋に戻ると、使ったタオル類が取り替えられていて、ゴミ箱のゴミも捨てられていた。ちゃんとした掃除は1日に1回かもしれないが、軽い片付けは何度も入ると初めて知った。

 

ベッドに入ったのは午前0時を過ぎていた。