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「The Girl on the Train」 / Paula Hawkins

図書館で予約していた和訳(ガール・オン・ザ・トレイン)がなかなか回って来ないので痺れを切らし、同じく図書館にあった原書で読んだ。シンプルで読みやすい英語。 

The Girl on the Train

The Girl on the Train

 

 

アルコール依存症で夫に去られ、仕事も首になったレイチェルは、毎日電車でロンドンに通い、通勤を装っている。かつて幸せに暮らしていた線路沿いの家には、今も元夫が新しい妻(アナ)と赤ちゃんと一緒に住んでいる。

その数軒隣に最近越してきた若い夫婦(メガンとスコット)をレイチェルは理想のカップルとして偶像視し、毎日電車の窓から観察するようになる。ある日、メガンがスコット以外の男性と裏庭で親し気にしている様子を目撃し、レイチェルは衝撃を受ける。翌日、メガンは失踪する。

レイチェルは疑いをかけられているであろうスコットを救おうと、目撃情報を警察に話す。しかし、元夫を忘れられずにストーカーまがいの行為をしていたことなどが警察に知られ、まともに取り合ってもらえない。居ても立ってもいられず、動き始めるレイチェル。そして自らを危険な状況に追い込んでいく。

 

レイチェル、メガン、アナ、それぞれの視点から日記調の独白で進むストーリーだが、三人共精神状態が普通ではない。そしてレイチェルの行動があまりにも軽率で、いろんな事に首を突っ込みすぎ。全く共感できないが、犯人が誰なのか気になるので読み続けた。この犯人みたいな性癖の人って(程度の差こそあれ)意外といるのかもしれない。そしてこんな事件でも起こさないかぎり、普通に一生を終えるんだろうな。

 

犯人が判明した後のページ数が妙に多いから、まだ何かあるのかなと思ってたら、最後の最後にエグい事実が。怖いよぉぉぉ。こういうの苦手。

 

最近映画が日本でも公開された。映画評を読むと、小説より見せ方が面白いかもと思う。でもなんで舞台をアメリカに変えなきゃならない?それなのにレイチェル役はイギリス人俳優のエミリー・ブラントだし。イギリスが舞台なら観たかも。でも最後のシーンを映像で観るのはキツいわ。

 

個人的に「おっ!」と思ったのは、この話が始まるのが2013年7月5日で、レイチェルが地元とロンドンのユーストン駅を電車で往復していること。私が2013年の6月末から7月にかけてロンドンに行ったとき、ユーストン駅のわりと近くに宿泊した。地下鉄で何度かこの駅から乗り降りしたし、電車でも6月25日にこの駅からスコットランドに行ったんだよなぁ。フィクションだけど「その頃の話かぁ 」と思いながら読んだ。