夏の香りの紅茶

7日の夜になって雪が降り始めた。

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私は雪景色が好きで、春を待ちわびる気持ちは特にないこともあって、北海道の3月は憂鬱な月だ。黒く汚れた雪山にビシャビシャの道路。なぜか真冬より寒く感じる風。緑もなく中途半端な季節だ。宝くじが当たったら、3月、4月は南半球のニュージーランドあたりで暮らすのだ。

 

それはさておき、おととい、NHKの「グレーテルのかまど」で春の花、スミレの花の砂糖漬け(クリスタリゼ)を紹介していた(見たのは途中まで)。フランスの産地での作り方は、まずスミレの花をアカシア(だったか?)の蜜でコーティングして、それから砂糖にまぶして乾燥させ、更にシロップに漬けるという手順だったような気がする(うろ覚え)。

 

自分でクリスタリゼを作るとき、卵白の代わりにシロップとか使えないものかと思っていたんだけど、アカシアの蜜ってどういう物なんだろう?ハチミツとは違うのかな? 

卵白を使うと砂糖が薄く付かないんだよなあ(特にラベンダー)。今年は卵白なしのやり方を試してみるか。

 

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7月に作ったラベンダーのクリスタリゼを紅茶に入れた。保管していた容器を開けると、閉じ込められていた強い香りが瞬時に広がる。紅茶はほんのり甘味のある夏の香りになった。