アドバイスの押し売りは勘弁して!

今日の北海道新聞の学生応援ページに女子大学生からの相談として「授業にも出ず、幾つも単位を落としているのに大企業に就職が内定した人が上から目線で就活のアドバイスをしてくるのが不快」というのがあった。相談してもいないのにアドバイスをしてくる人って困ったもんだよね~。

 

幸い私の知人にそういう人はいないけど、外出先などでたまに出くわしたりする。それが必ずと言っていいほど男性なんだよな~。男性は”自分の方が上”ということを何らかの形で示したい(最近の言葉ではマウンティングっていうんですか?)気持ちが女性より強いのだろう。また、アドバイスをするにも男性と女性では言い方が違って、男性の方がストレートな分、カチンとくることが多い。

 

例えば、お店で服を見ていたときのこと。50才くらいの男性店員が寄って来て「これには是非、7cm以上のヒールのある靴を合わせていただきたい」と話しかけてきた。「どう着るかは自分で決めるわ!それにあなた、ハイヒールを履いて過ごしてみたことある?こんな年になってハイヒールなんか履いて転びでもしたら大怪我しかねないだろ!」と、もう30年以上ハイヒールを履いていない私は心の中で悪態をついた。

 

またあるとき、店頭で気に入った靴があったので、サイズ違いがないか(やはり50才前後の)男性店員に訊いたことがある。在庫を調べた結果、私のサイズはなかったのだけれど、その店員は「お客様にはこちらの方がお似合いです」と極々普通のパンプスを勧めてきた。「そんなパンプスなら持ってるし!在庫があるものを売りたいだけなのを見破られないとでも思ってる?」たまたまその日の私は10年に一度もないスーツ姿で、いつもとはかけ離れた格好だった。その日の服装にはそのパンプスが合っていたとしても、ずいぶん出しゃばったアドバイスではないか。

 

一方、私の経験では女性店員から一方的に押し付ける言い方や出過ぎたアドバイスをされたことはない。たぶん、相手の様子を見て自分の態度を微調整しているのだと思う。女性の方が人の気持ちを読み取るのが得意だという説に納得。あくまでも一般論だけど。第一、私自身鈍感でそういうのが苦手だしね。

 

二人の男性店員は管理職的な年齢だったことも関係しているかもしれない。年を重ねてくると目下の人と接することが多くなり、遠慮というものを忘れがちだ。私も自分が鈍いということを肝に銘じて、ここに偉そうに書いている独り言を間違っても直接個人に言ったりしないように気をつけなければ!