ガトー・マロン

毎年恒例の友人宅でのハロウィーン・パーティーに持っていく物がマンネリ化しているので、今年は20数年振りにガトー・マロンを作ることにした。 

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昔親しくしていた友人姉妹に30年前に教えてもらったレシピで、スポンジを重ねるのではなく巻いていくのが新鮮だった。マロン・クリームをたっぷり挟んでも切るときに潰れにくく、なるほどな~と思ったものだ。

今回は彼女達のレシピを小型にして、少しだけアレンジした。

 

材料(直径18~22cm)

(スポンジのシート)

卵 ..... 3個

ラニュー糖 ..... 60g

小麦粉 ..... 50g

とかしバター ..... 12g

BP ..... 少々

 

(シロップ用) 水 ..... 20ml

                           砂糖 ..... 10g

         ラム酒 ..... 30ml 

 

(マロン・クリーム)

マロン・クリーム ..... 120g

生クリーム ..... 50~60ml

ラム酒 ..... 少々

 

(デコレーション)

生クリーム ..... 140~150ml

(好みで)天津甘栗 ..... 適量

 

① スポンジを焼く

卵にグラニュー糖を入れて、しっかり泡立てる。

とかしバターと小麦粉を混ぜ込み、クッキング・シートを敷いた天板に流し込む。

180℃に余熱したオーブンで約15分焼く。

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粗熱が取れたらシートをはがし、約3.5cmに切る。

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両端は使わない。

裏面にシロップの材料を混ぜた物を刷毛でスポンジに塗る。

(アルコールに弱い方はアルコールを飛ばすか、ラム酒抜きで)

 

② マロン・クリームを作る

市販のマロンクリームに8分立てにホイップした生クリームとラム酒を混ぜる。

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③ ケーキの本体を作る

スポンジにマロンクリームを塗る。

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好きな大きさになるまで順々に巻く。パレットナイフかパン切り包丁のような細長いナイフがあると、柔らかくてクリームが乗ったスポンジをすくうのに便利。

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巻き終わりはスポンジを斜めにカットする。今回は持ち運ぶので直径17cm程でストップ。

(サーブするお皿の上で直接作らない場合は、ケーキ型の底のようなしっかりした下敷きの上で作業し、そのままお皿に乗せる。巻いた後でケーキだけをお皿に移すことはできません。)

一度冷まして、ホイップした生クリームを全体に塗る。

自由に飾り付けをする。

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飾りは天津甘栗で甘さはちょうど良かった。できれば渋皮煮で贅沢仕様にしたかったけど、もう面倒で無理。教えてくれた友人はシンプルにマスカット一粒を真ん中に飾ってたっけ。

 

彼女達の元々のレシピに従うと、マロンクリームにバターが30g入り、生クリームは少なめ。私はバターを入れなかったせいか、味がちょっとパンチに欠けた。バターを入れない分、クリームに塩を少し入れたらメリハリの効いた味になったかも。

 

マロンクリームはアマゾンで買ったクレマン・フォジェのもの。 

クレマン・フォジェ マロン クリーム 250g

クレマン・フォジェ マロン クリーム 250g

 

かなり緩いので、混ぜるクリームは堅めにホイップした方が扱いやすい。

 

一番上のカットした写真は練習用に作ってみたもの(久し振りだったから)。スポンジのキメが荒くなってしまった。本番のはちゃんとふわふわにできた。卵の泡立てが肝心。

 

スポンジの端など使わなかった部分と余ったマロンクリーム、生クリームを合わせて小さいカップケーキを自宅消費用にいくつか作った。これで味見。

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教えてくれた友人の妹は当時15才でこのケーキを作ってた。今になって、すごいな~と思う。

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