ピアノ再開後の壁 その②  変化記号の多さにビビる

再開後というより、元々♯、♭(以下、変化記号)が多いのは苦手。楽譜で一番最初に目が行く部分だ。今は昔以上に「うっ」となる。それなのに、弾きたい曲に限って変化記号が多い。ほとんど手を付けていない昔の楽譜の中にいい曲があって、弾いてみたくなった。バッハの平均律ピアノ曲集1の中の Prelude No.8


楽譜は 

超スローテンポで、音も少ないので特に苦労しなかったし、指が覚えてしまえばどうってことない。でも久し振りに弾いてみようとすると、いつものことながら指が忘れてる。そういうときに譜読みをやり直すのが「あ~、またか。。。」って感じでうんざりなのだ。さすがに一からやり直すのとは全然違うけど、変化記号が少ない曲より脳の負担が大きい。

 

変化記号が多くても楽々弾けるようになる方法を説明しているサイトがあって、見てみたけど、私の頭では理解できなかった。私の場合はそのまま「ドとファが♯」とか、逆に上のような調だったら「ファ以外♭」と、曲に慣れるまでは常に意識しながら弾いている。もっと簡単な考え方が常識なんだろうか、と今になって疑問を覚えてきた。ピアノを習っていた頃、引っ越しなどで先生は何人も変わったけど、そういうことを教わったことはなかった。いや、先生が変わったからこそ、基本に穴があるのだろうか。でも変化記号が多い曲は嫌だと言っている人は多いしなあ。その証拠に、同じ教本の中にこんな曲があり

読譜を容易にするために」と、調を書きかえたものが巻末に加えられている。それがこちら

むむむっ。。。これ”容易”になっていると言えるのか?前者は「全部♯」で後者は「ドとファ以外♭」。どっちが楽かと言えば、私なら元の方が楽なような気がする。「この音を♯とか♭」と意識する以上に「~以外」というのが嫌なのだ。でも調の捉え方って本当にこんな幼稚なやり方でいいんだろうか、と元の疑問に戻る。う~ん。やっぱり先生についた方がいろいろ質問できるし、いいのかなあ。いや、そりゃあいいだろうけど、ハノンやらされたりしたくないなあ。しかしそれ以前に、先生についたりする経済的余裕なんてないのであった。