2013年夏の英国旅行 ⑤ ~ ロイヤル・オペラ・ハウスのツアー と デイヴィッド・ボウイ展(David Bowie is)

Royal Opera House  Backstage Tour

ロンドンではロイヤル・バレエが観たかったので出発前に調べたら、ちょうど日本ツアー中だった。がっくり。。。その代わりというわけでもないが、”地球の歩き方”にバック・ステージ・ツアーがあると書いてあったので申し込んでおいた。内部の写真撮影は禁止だった。

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見学者は10人程度で、狭い廊下をくねくね曲がり、裏の階段を上ったり下りたりして、普段は入れない場所をガイド付きで見せてもらう。オペラのセットがそのまま収められている天井の高い巨大な部屋やピアノがあるバレエのスタジオなど。グランド・ピアノは全部で60数台あると言っていたのは聞き間違いか?一番ワクワクしたのは、帽子や装飾品を作る(小道具?)部屋で実際に作業中の様子を見せてもらえたこと。屋根裏部屋のような明るく小じんまりした部屋だ。大変な仕事なのは当然だが、楽しそう。こんな仕事があることを若い頃の自分が知っていたら、こういう方向に進むことを真剣に考えたかもしれない。

数カ月前に、NHK吉田都の密着ドキュメンタリーの再放送を観た。まだ彼女がロイヤル・バレエ団にいた頃で、楽屋のあたりを歩いているとき、このツアーの人達がレッスン室を覗いている後ろを通っていた!ツアー参加者はみんなガラスの向こうに夢中で見入っている。後ろを通られても気付かないよねぇ。

 

David Bowie is  @Victoria & Albert Museum

もう一つ、出発前から決めていたのがビクトリア&アルバート博物館で開催中のデイヴィッド・ボウイ展だ。特にファンではないけど、やってるんなら行きますよ~という感じ。

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平日だというのに長蛇の列で、時間が指定された入場券を買うのに45分並ぶ。私の前に並んでいた女性 ( 50代半ば?) の服装にはパンクっぽいテイストが。入場時間まで1時間以上あるので大好きなジュエリー・セクションを見たり、カフェテリアでお茶したり。

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博物館のカフェテリアがこの豪華さって。。。

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どの部屋も見事。

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もちろん、入るだけなら無料。ホント太っ腹だ。貧乏人には嬉しいかぎり。

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指定された時間になり、ようやくデイヴィッド・ボウイ展に。入場するときにヘッドフォンを渡される。展示物に合わせて音楽などが聞こえてくる仕組みで便利。長い列に並んだ末に小さい覗き穴から覗いて見えた物は大したことなかったりで、ちょっとがっかりな部分もあったが、直筆のメモやノート、衣装などがたくさんあって、ファンには嬉しい展示内容だろう。山本寛斎デザインで「出火吐暴威」とデカデカと書かれた衣装は日本人にはキツいけど。。。なんだかんだでショップも含めると2時間近くも費やした。

でも私には、展示内容よりこういう博物館でボウイ展が開かれるということ自体が驚きだった。彼はこの国ではそういう存在なのね。

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~ 2013年夏の英国旅行 ⑥ に続く ~