ロイズの高密度ローズガーデン
北海道のお菓子メーカーには庭のある会社が多い。マルセイバターサンドの六花亭は本社がある十勝に六花の森という広大な庭園があり、白い恋人の石屋製菓は本社前のローズガーデンを公開している。開拓おかきの北菓楼は砂川の本店に「犬を連れた人優先」という、ちょっと変わった小さい庭がある。最近、生チョコのロイズが3年前から本社敷地内のローズガーデンを公開していると知り、行ってみた。
正直なところ、あまり期待はしていなかった。ネットで調べたら、庭はそんなに広くないということだったから。でも、まず驚いたのは本社の敷地を取り囲むフェンスがずーっとバラで覆われている光景。これで一気に気持ちが盛り上がる。
中に入ってアーチを抜けるといきなりバラの海!
バラの香水をつけているような強い香りにうっとり。
小道が枝分れしていて、大小いくつものバラのアーチがある。
アーチを抜けるたび、違った景色が。
壁際の狭~い小道が秘密めいて、またいい雰囲気。
左右からせり出しているバラに肩が触れる。
庭に限ったことじゃないけど、写真じゃ伝わらないな~と思う。視覚だけでなく、嗅覚や体に微かに触れるバラの感覚も込みで楽しむものだから。
それにしても、この密集度! バラってこんなに詰めて植えられるものなんだ。。。お手入れがさぞかし大変なことでしょう。ご苦労様です。
確かに特別広くはない。でも広い庭ってスカスカになりがち。その点この庭は超高密度。ぎちぎちに濃縮した感じが贅沢で、「うわ~っ!」「すごい!」という言葉しか出てこない。
入口から右に進むと別のエリアがある。
ここではバラのソフトクリームなども食べられる。残念ながら、私が行ったときはすでに売り切れだった。
宿根草のボーダーもあるのだけど
なんといっても感激したのは、バラの長~いトンネル!
外から見るとこんな風。
入ってみる!
なにこれ~! 素敵~!
左右だけでなく(当然だけど)上にもバラが。まさに夢の世界。
ずっとここにいたい。。。
外に出て反対側から見るとこんな感じ。本当に贅沢な空間ですね~。
もう一度バラのエリアに戻ります。
足元も、2mを超えるような高い所も、バラで埋め尽くされて。。。
黄色いバラとも会うんだね。
期待をはるかに上回る素晴らしい庭だった。こんな庭を無料で公開してくれているロイズに感謝!ロイズファンになったよ。
帰りは隣のあいの里店でパン(生チョコクロワッサンとチョコムース)と
アールショコラ(ローズ)を購入。中のクリームにローズパウダーが入っている。パッケージ写真のバラはここの庭のだね。
生チョコクロワッサンの断面。たっぷり入ったチョコのクリームはキャラメルっぽい味がしたような気が。これもチョコムースもパンと言うよりお菓子(ケーキ)。おいしかったです。
家からは近いという程ではないけど、車なら30分もかからない。バラの時期が終わる前に、絶対にまた行きたい。できれば日差しの強すぎない曇りの日に(ってそんなに都合よくいくか?)。そしてバラのソフトクリームも食べてみたいのだ(執念)。