つらら作りには不向きな気温

何年振りかも思い出せないくらい久し振りにさっぽろ雪まつりに行って来た。少なくとも十年は行っていない。

さっぽろ雪まつり公式サイト|SAPPORO SNOW FESTIVAL

 

テレビで見た赤レンガテラスの氷のアートが綺麗だったのと、資料館前の回転式巨大つらら造形装置でどんなつららができたか興味があったのだ。

アートで札幌の冬を再発見するイベント「Sapporo WInterChange」 | 北海道Likers

 

行くつもりでいた8日は札幌の最高気温が氷点下10℃という日だったので10日に変更。我が家のサクランボの木に吊るした温度計。

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8日の12時30分の時点で12℃近い。まあそれでも最低気温が低いわけではないのでニュースなどは騒ぎ過ぎとは思った。

 

赤レンガテラスにはバーがあって、氷のグラスに入ったカクテル(?)が氷のカウンターに置いてあった。

 

この奥がスノー・ミュージアム

 

氷のブロックで囲まれた、かなり長いエリアがあり、迷路かと思ったら小部屋に分かれた作品だった。

例えばこんな。

一部屋ごとに外へ出て、氷の壁に沿った階段を上り下りする。氷の透明度が高くて綺麗。

 

周りの柵まで氷でできているオブジェ的な像。

 

大通り公園会場

3丁目のジャンプ台、近くで見ると思ったより角度が急で、しかもやぐらの上に作られているのがまた怖い。最大斜度39°。

 

5丁目西の大氷像  台湾‐玉山と高雄駅

 

7丁目のヘルシンキ大聖堂

これは立派。柱にも支柱は入っていないんだよね?屋根の上の像まで細かく良くできている。

 

途中から人混みと雪道を避けて車道の向こうの歩道を歩き11丁目へ。

目当てのつらら製造装置ではつららはできていなかった。担当の人(?)が軸に付いた氷をカンカン叩いていた。この寒い数日間、ずっと外で制作していたのかなあ。氷は付いているけど、つららの形状にはなっていない。なんか写真を撮るのは気の毒な気がしてやめておいた。

考えてみれば、つららってある程度気温が上がらないと成長しないんだよね。融けて水になったのが滴り、それが凍って伸びていくものだから。ここ数日は記録的に最高気温が低かったから、きっとつららには不向きだったのだ。それとも、ひょっとしたら私が来る前にはできていたのかな。

雪国の人でなければ知らないかもしれないけど、近年(少なくとも北海道では)軒下の大きなつららが珍しくなったのは屋根の形の変化の他に、家の断熱性が高まったため。昔は室内の暖気が屋根裏に漏れて屋根に積もった雪を溶かし、それがつららになった。34年前に今の家を建てたとき、建設会社の人が「つららのある家は断熱ができていない寒い家」と言っていた。

 

つらら装置のすごいつららが見られなかったのは残念だったけど、地下鉄の駅まで戻りながら11丁目の国際雪像コンクールを見た。これがなかなか良かった。

優勝はタイ。魚ではなく国名が(笑)。

 

準優勝はマカオ

 

他の国のも良かったよ。

中国は裏と表で違う顔が。表↓ 

裏↓

 

フィンランドのは他国の雪像とは傾向が違う現代的な印象。

 

私が個人的に好きなのはインドネシアの。

繊細なドームの中によく像を作れたな~と感心。

 

久し振りの雪まつりは意外と楽しめた。