石田組のビオラ奏者よ、もっと前へ!

15日のNHK「ららら♪クラシック」で石田組という弦楽アンサンブルが紹介されていた。 

石田組はヤンキーのコスプレ(?)をした石田泰尚というバイオリニスト率いる男性だけのアンサンブルで、番組の最後にディープ・パープルの「紫の炎」を演奏。聴きどころはビオラのソロ(ギターソロ部分)とのこと。「前に出るように石田さんが手で合図してきて、頭の中が真っ白になりました。」と控えめに語るビオラ奏者。昔々、おとなしかった頃のリッチー・ブラックモアに派手に演奏するよう指示してきたロード・サッチと石田組長が重なるではありませんか。

 

原曲をかなり忠実に再現したアレンジだった。組長も非常に真面目に(笑)ボーカルとキーボードソロ部分を演奏。で、肝心のビオラはというと。。。音、小さっ!せっかくマイクが前方にセットされてあるのに、そこから何歩も後ろに引っ込んだところで遠慮がちに弾くビオラ奏者。お上品すぎ。

 

「BURN」の歌メロって同じ音が続くだけだから単調だし、私はこの曲のリフも特にいいとは思わない。もっぱらギターソロとキーボードソロのための曲だと思っている。ギターソロは勢いがあり、繊細なフレーズもあって、リッチーが乗ってる印象なのだ。ビオラ奏者ももっとガンガン前に出てほしかったよ。

 

数カ月前のコンサートでの動画があったので一応貼っておく。う~ん、バラバラじゃない?「ららら♪クラシック」での演奏の方が揃っていて、ずっとよかった。何テイクも撮ったのかな。それでもビオラの音、小さかったけどね(しつこい)。