バラのソフトクリームを求めてえこりん村へ
ちょっと前の話題。
7月3日、恵庭のえこりん村に行った。えこりん村には数回行ったことがあるけど、前回(2年前)は腰が悪い母と一緒だったため、あまり遠くまで歩いて回れなかった。まだ丈が低かったバラが大きくなっていることを期待して。
バラに関してはあまり変わってないな、というのが正直な感想。もう、ロイズのローズガーデンを見てしまうと、この程度じゃ何とも思わなくなってしまった。
ただ、ここはガーデン・ファニチャーやオーナメントがいいの。このブランコもロマンチック。しばらく揺られてみた。
バラは色別に植えられて、整然としたフランス式庭園風。私は自然な雰囲気の庭が好きなのと、なんといっても丈が低く間隔が空きすぎなのが残念なのだ。まあ、バラを隙間なく植えるのがとてつもなく大変なのはわかるけど。
でもローズガーデンはえこりん村の極々一部。私がここで気に入っているのは、ツリーハウスや小さな小屋に入れること。入れるところには全部入ります。
チェルシーツリーハウス
小説家がいる設定。
トーベ・ヤンソンのクルーヴハルの小屋にバスルームを加えたくらいのサイズの家がほしいんだよな~(宝くじが当たったら)。
茅葺屋根のツリーハウス
ツリーハウスって夢があるけど、虫が入ってきそうでねぇ。。。モデルハウスの見学気分。
楽しい川辺
このくらいの広さがあれば十分。住人は無類のキャベツ好きらしい。
丘の中の家
ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)のホビットの家だよね。
玄関には小さな道具が。
おじゃまします。
トルコとかにある洞窟住居みたいで、夏は涼しく冬は暖かそう。でも岩じゃなくて土だから、やっぱり虫が出るよね。完全に住むつもりで見てます。
今、中に入れる家はこの4つ。
実は、今回のお目当てはバラのソフトクリームだったのだ。バラ祭り開催中のみの販売です。
木道を通って、バラソフトを求めロズビィのバラ畑へ
朽ちた感じのオブジェが素敵。
フォトジェニックなんですよ。
こう言っちゃ悪いけど、実際に目で見るより写真で見た方が綺麗かも。特にロズビィのバラ畑はここから見ると綺麗、ってポイントがある。
で、バラソフト
「花びらも食べられます」と教えてくれる。食用バラだけでも4千本栽培してるっていうのがすごい。バラのシロップが入っているけど、さらに自分でかけられる。
前に買ったのと同じシロップだ。
ソフトクリーム自体は甘さをかなり抑えている。。。ような気がした。先にシロップをかけてしまったので、よくわからない💦 期間限定のバラソフトが食べられて満足。
一応、銀河庭園の地図で紹介されている庭は全部回ったので、一部を紹介。
ドラゴンガーデン
地面の所々に渦巻き模様が
渦巻きって、いろんな文化でスピリチュアルな力があると考えられているのかな。ケルトでもあるし。イギリスのスピリチュアルな人達の聖地、グラストンベリーのトー(Tor)の中腹にも石かなんかの渦巻きがあったなあ。
ドラゴンガーデンからハーブガーデンへ抜ける小道がいい感じ。
銀河庭園は植物メインというより”デザイン”主体なんだよね。あと、広大な敷地を生かしたこんなエリアもいい。サーペンタインガーデン。
ジョージウォーク
フォリー。廃墟っぽいの、好きです。右下に洞窟への入り口が。
この洞窟、前に入った記憶がない。
うわっ。意外と長い。ずっと中腰で進む。
熊がランタンを持っている突き当りで右に折れる。
は~っ。やっと出口。ちょっと怖かったよ。。。
この辺りは原っぱで
奥に池の廃墟が見える
ちょっと遠いけど、池の廃墟には行ったことがなかったので、てくてく歩く。
原っぱの中にぽつんとスミレが
池の廃墟ではなにかの撮影中
ここでアフタヌーン・ティーか。お邪魔なので、中には入らず。
ボートレースガーデン
ゴシックな窓枠(?)がいいな~。
ブラック&ホワイトガーデン
色の組み合わせがシック
他にも色々ありますが、省略。
チェルシーツリーハウス、ドラゴンガーデン、ボートレースガーデン、楽しい川辺は、あのチェルシー・フラワー・ショーで金賞、準金賞を受賞した作品を再現したもの。もちろん、ショー開催時のレベルでの再現は不可能だけど、自由に中に入れるのが嬉しい。
1997年に念願のチェルシー・フラワー・ショーに行った(一時期、そのために王立園芸協会(RHS)の会員になっていた)。夢を具現化した庭のオンパレードで、そりゃあ素晴らしかった。でも外側から見るだけ。庭の中には入れない。今のように何でもネットで情報収集できる時代ではなかったので、詳しいことは知らずに行ったんだけど、写真や映像ではエリザベス女王が中を歩いてたりするから、そんなこともできそうなイメージをぼんやりと持っていた(笑)。まあ普通に考えれば、何万という一般客が展示中の小さな庭に入るのは無理。それだけに、ここではチェルシーで展示されていたような庭に自由に入っていけるのが嬉しい。やっぱり庭は、中に入って体感してこそ、だよね。
何年か後に、チェルシー・フラワー・ショーの舞台裏を紹介するテレビ番組を見て、数日間の開催期間に合わせてすべての花がベストになるようポットの花が土に埋め込まれているのを知った。現実離れしているわけだ。
えこりん村、銀河庭園入口で目を引く一角。ポットの花が自然に見える。
枝垂れたバラがゴージャスな寄せ植え
えこりん村は庭のテーマパーク。スタッフの対応もとても感じが良い。ショップでお客さんに接している様子や、入場の際の説明でも、それが単に義務感からではなく、ここで働くことに誇りを持っている印象を受けた。
有料エリアの入園料は1200円(今回見たのは銀河庭園のみ)。私は1年前にJAFを退会しちゃったけど、JAF会員だと割引があることをわざわざ教えてくれる施設って、なかなかないんじゃないかと思ったよ。