自家製桜の葉の塩漬けで桜餅
ちょっと前の話。。。
初めて作った桜の葉の塩漬けで桜餅を作ってみたところ、既製品よりずっと美味しかった。
おはぎと同じ作り方で”道明寺風”に(無着色)。味はあまり期待してなかったし、既製品並みの味になれば上出来だと思っていた。
お餅の部分も作りたてでおいしいんだけど、何といっても違いは葉っぱ。薄くて柔らかく、葉脈の筋も感じないデリケートな食感で、桜の葉特有の香りもほのかでちょうどいい。今までたまに買って食べていた桜餅の葉は筋っぽくて香りももっとはっきりしていた。
私はあんこがあまり好きではなく、特にこしあんの物全般やあんまん、どら焼き、羊羹などは嫌いな食べ物の中に入る。ただ、つぶあんで外側が水っぽいか薄い皮で包まれている物、例えばおはぎや大福、今川焼きなどはOK。桜餅はまあまあ食べられるという程度のものだった。おはぎっぽいのはいいが、あの筋っぽい葉っぱが好きになれなかったのだ。それでも内側だけ食べるよりは葉っぱの塩気があった方が味のバランスがいいので葉っぱも食べていた。私にとっては、おいしいのかおいしくないのか、微妙な食べ物だった。だからこそ、違いがはっきりわかったような気がする。
家族にも好評だったので、これは塩漬けをもっと作っておかなければ!と急遽、二回目の塩漬け作りに取り掛かった(5月22日)。前回作ったのはちょうど一週間前の5月15日。この一週間の差がどう出るか。葉のサイズはもっと大きい方が使いやすいので、前回より大き目のを選んだ。
前と違い、採って来た葉はすでに緑色。湯通しした後のと色がそんなに変わらない。
左が湯通し後。右は生。
湯通し後、数枚変色したものがあった(右上)。見た目が悪いので捨てた。
この二回目の塩漬けを使って、また桜餅を作ってみたが、前より少し硬く筋っぽかった。大きい葉を選んだせいもあるかもしれないが、やっぱり若葉で作った方がいいようだ。若葉で大きいのってあまりないので、そこが難しいところなんだけどね。